2013年2月7日木曜日

『冬のイタリア郷土料理とワインの夜』レポート②ワイン編

1月31日に開催致しましたイベント『冬もイタリア郷土料理とワインの夜』から、今回はワイン編です。
今回はレオーニシェフ長島のイタリア修行の地であるトスカーナ州、エミリア・ロマーニャ州、ピエモンテ州の思い出深い郷土料理に合わせて、イタリア長介こと株式会社モトックスの本間敦さんがセレクトしたワインを楽しむ、という趣向でした。
実は我々、本間さんとお会いするのはイベント当日が初めて。
本間さん自身、レオーニはもちろん、岡山にいらっしゃるのも初めてだったそうで・・・。
但し、そこはさすがプロ中のプロ本間氏。
お互いのイメージを伝え合った後、打合せは驚くほどスムーズに進みました。
特に料理メニューを伝えるや否や即座に帰ってきたワインリスト!
今回はインポーターであるモトックスさん企画ということで、ワインはもちろんモトックスのもの、また、こちらが決めた予算の範囲内(といっても協賛のかわばた酒店さんにもご協力いただいて物凄~く頑張りましたが・・・)という縛りがあるなか、さすが本間さん!としか言いようがないセレクトでした。
以下は当日ご用意したワインの画像と私(渡邉)主観のコメントです↓


①フランチャコルタ ロゼ ブリュット2008/フェルゲッティーナ
四角錐のボトルが目を引くフランチャコルタ。しっかり目の味わいのロゼを、「じゃが芋とラルドの焼ラヴィオリ」と「鶏レバーのクロスティーニ」に合わせて。
ボトル形状の話など、のっけから本間ワールド全開です。
 ②ロゼ レコルティ2011/レコルティ
続けてスティルワインのロゼ。そうです、じつは今回は白ワインが1本もありません。
素朴で滋味深い味わいの郷土料理に、迷いのないセレクト。いや~この潔い感じ、見習いたいです。
お料理は「カリフラワーと自家製ソーセージのピサ風」。トマトペーストのコクと、カリフラワーの甘み、お肉の旨味が、しっかりしていていながらチャーミングな味わいのロゼと好相性。
ロゼは現在トスカーナでも流行になっているそうです。
 ③プルーノ2008/ドレイ ドナ テヌータ ラ パラッツァ
今回の象徴ともいうべきメニュー「サン・ピエーロ風バゾッティ」に合わせたのは同州のサンジョヴェーゼ。
しっかりした重口ながらサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャらしくしなやかで、樽香も心地良く、懐深くお料理をうけとめてくれた印象です。
④バローロ2007/アゼリア
続いてはアゼリア(ルイジ・スカヴィーノ)のバローロをピエモンテ料理「ちりめんキャベツとパンのカナヴェーゼ風スープ」に合わせます。
しっかり焼きを入れた”食べる”タイプのスープに、強く深い味わいながらバランス感に優れたモダンなバローロ。
個人的には以前飲んだ印象よりぐっと親しみやすく感じました。文句なく美味しいです!
⑤パレオ ロッソ2006/レ・マッキオーレ
出ました!今回の目玉。ダブルマグナム(3000ml)のパレオです!!
隣のレギュラーボトルと比べるとその大きさに圧倒されます。
(こちらはガッツリ分厚い蝋栓がしてあったので、抜栓には難儀しました・・・。)
私自身は瓶熟はデカいボトルほど”いい感じ”になると信じてまして・・・このパレオも果たしてそう、勿論まだまだ若いものの、どことなく優しさを感じる”いい感じ”の印象。
お料理は「猪のスペッツァティーノとポレンタ」。
本間さんのコメントは「もう死んじゃうね」とのこと。
ここまでお料理もワインも結構なペースとボリュームでしたが、アッビナメントの妙か、この重厚なお料理とワインを皆さんペロリと召し上がっていただきました!
⑥ヴィンサント デル キアンティ クラッシコ1999/カステッリ デル グレヴェペーザ
ドルチェは「ラッタイオーロとカントゥッチーニ」。
ここにはヴィンサントを合わせます。
この辺になってくると皆さん本間さんへの質問ラッシュ。全ての質問に、真摯に面白くて勉強になる答えを返してくれる本間さん。おかげでイベントは大盛り上がりの内に幕を閉じました。
改めて、ご参加いただいた皆様、株式会社モトックス・本間さん、平井さん、かわばた酒店さん、ありがとうございました!!


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